災害の時、日本語の「逃げて」は「避難して!」…でも、どこに?
【災害の時、日本語の「にげて」は、「避難して!」…でも、どこに?】
先日、日本に住む外国人と外国人親子を対象にした『外国人親子のための防災ワークショップ』で講師を務めました。
場所は新潟県糸魚川市で、糸魚川国際人材サポート協会主催のもと、通訳も入っての開催です。

まず、絵本を読み、そこから絵本や資料を通して、災害時に取るべき行動のポイントをお伝えしました。

『じしんのえほん こんなときどうするの?』は、地震発生時に取るべき行動がとてもわかりやすく書かれています。

また、簡単なシートも配布し、防災の言葉を説明しました。
日本語の「逃げて」は、「避難して」という意味であること、
そして、どこに避難するか、『避難場所』の確認などもおこないました。
ちなみに、避難するのは『避難場所』です。
『避難所』ではありません。表示されているマークも違います。
『避難所』は、避難生活を送る場所で、火災や津波の時に逃げるとかえって危険な場合もあります。
そうした話の後、防災ボックスを制作しました。

~窓から見えるのは日本海。道路を挟んですぐの場所です。
大雨や津波の被害を想定し、
お住まいの地域にあわせたハザードマップについて、
市役所防災課の職員の方からの説明もありました~


~今回は、外国人の親子だけではなく、
大人の外国人の方や、糸魚川市議会議員の方も参加されるなど、
国籍も年齢も超えての制作となりました~



この防災ボックスは、『一目瞭然!防災ボックス』として、
アトリエペタタの教室で作り始めたのがきっかけです。
薄型で、ベットなどの下や 壁とタンスの間などにも収納でき、
ボックスの表面には、自分達で絵を描いたりコラージュ
裏面には避難グッズのリストを貼っています。
また、中を開けると、一目見て
どのような防災グッズを用意すれば良いかが解るシートを貼り、
子ども達にわかりやすく、そして自分の作品として大切に出来る様に
との思いで作り始めました。

もちろん、当日も同じように制作!
視覚的に理解できる防災ボックス制作に合わせ
防災ホイッスルや使い捨てスリッパも配布し、それらが何故必要なのか?
また、何故 ラップや小銭がいるのか?
など、ひとつひとつの説明を添えます。
自分で作ることにより、
知った知識は、自分のものとなります。

完成した防災ボックスは国際色豊か!
ボックスの表面には、それぞれの母語で言葉が描き添えられていたり、
配布した『災害時の重要事項』のプリント自体も切り取ってデザインに取り入れるなど、斬新でした。


とても充実した時間となり、たくさんの気付きがありました。
今後も、機会があれば、こうした活動を積極的におこないたいと思います。
アトリエペタタ代表/絵本専門士/防災士
石橋幸子


