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絵本作家よしだ るみさん『ロバのおはなし』原画展と絵本イベント

2024.12.18

現在開催中の絵本『ロバのおはなし』の原画展に合わせ、
12月15日には作者のよしだるみさんにお越し頂き絵本イベントを開催しました。

優しく柔らかい雰囲気の中に、とても強い芯を感じる本当に魅力的な作家さん!
絵本『ロバのおはなし』に込めた思いや制作秘話などをお話し頂きました。

その他『どうぶつのかぞくえほん』シリーズは、ご本による読み聞かせと制作秘話!

 

ご自身の子どもの頃やご両親の事などじ~んとくるお話もあり、
思わずウルっと目頭を押さえる参加者さんも続出。

絵本に込めた思いと愛情を感じ、ますますその絵本への思いが深まります。

 

イベントの終盤はペタタの、クレパス画のワークショップを取り入れました。

 

「どうしたら絵がうまくなりますか?」
「絵本のお話を考える秘訣は何ですか?」
直接、作家の方に尋ねることが出来るとあって子どもたちも嬉しそう。

ご参加者のみなさんやさしくお声がけ頂き、かけがえのない時間となりました。

 

原画展のギャラリーにもたくさんお越しいただきありがとうございます。

なお 当日は、ギャラリー横のペタタの絵本カフェ『タント絵本カフェ』をマルシェ風にして
コーヒーショップ、クレープショップ、和菓子屋さん、お花屋さんが出店!

 

絶え間なくたくさんの方にご来場いただき、本当に楽しい1日でした。

ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

 

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絵本『ロバのおはなし』

作・絵:よしだ るみ
出版社:国土社

気持ちが下がって知らず知らずのうちに人と比べてしまっている時、
何気なく見るSNSでみんなキラキラして見える時…。

 

そういう時は誰にでもあるよ と言われても にわかに信じがたいですが、
この絵本を通すと胸にストンと落ちる様です。

 

『どうして自分ばかり?』と思う理不尽な事が、
必然の様な偶然の会話をきっかけに見方が変わっていく様子やどんな時にも相手を思いやる優しさが
この絵本には溢れていて、
読み終わった後には、温かい気持ち、切ない気持ち、そっと背中を押されるような気持ちやが入り混じり
ひとことでは言い表せなくなります。

 

作者のよしだるみさんをお招きした絵本イベントでは、
この絵本『ロバのおはなし』を作るにあたって、なぜロバなのか?何を伝えようとお話を作ったのかなど伺い、ますますこの絵本の魅力が深まりました。

 

メッセージ性を核にお話を組み立てていく、
という よしだるみさんの絵本だからこそ、心が揺さぶられるのでしょう。

 

色鉛筆を600本も使って描かれたという繊細な絵は、ロバの毛1本1本に異なる色が使われ今にも動き出しそうです。
眩しい木漏れ日や夕日のグラデーション、やさしい月夜など
いずれの場面も全て色鉛筆だけで描かれていて、その美しさにうっとりします。

 

原画展を今月21日まで開催していますので、この機会にぜひご覧ください。

 

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