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【絵本×こよみ】ネコが顔を洗うと雨?? 受け継がれてきた知恵と観天望気~二十四節気・七十二候~

2021.06.20

お天気を表す言葉は美しいものがたくさんあり、

ちょうど今の時期(旧暦5月)には『梅の色月』という異名があります。

 

青い梅が黄色く色づく頃で、七十二候では6月16日から『梅子黄(うめのみきばむ)』となります。

昔の人々は本当に趣のある呼び名をつけ、暮らしに密接する自然現象を大切にしてきたのですね。

 

特に、お天気は生活に大きな影響を与えるため、自然現象に加え、生き物の行動の様子などでも予測しました。
『観天望気(お天気の言い伝えやことわざ)』です。

 

さて、前回、小学生(中・高学年)のクラスで読んだ『あめふりうります』という絵本は、
『猫が顔を洗うと雨が降る』という観天望気からスタートします。

 

落語を意識したストーリーで実に面白いですよ!
読み終わると、子ども達も知っている諺をたくさん教えてくれました。

 

『ツバメが低く飛ぶと雨』などは、今の季節にピッタリです。
他にも『遠くの音がよく聞こえると雨』や『夕焼けは晴れ』など数えきれないほどあり、またその地方ならではのものもあります。

夏休みにお天気の自由研究と併せて検証しながら調べてみても面白いですね。

 

《2021年6月後半のアトリエ通信より》

 

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